2020年1月19日日曜日

【001】始まりのうな丼と牛丼とかつ丼と天丼

ある日のこと

1通の迷惑メールが、リ〜ン リ〜ンと黒電話の音にメール着信音を設定してあるボウルのiPhoneに届きました。

怪しさ満点のメールですが、メールタイトルの前に並ぶ「卍卍卍卍」のマークと「お願いします」の一言につられて開封。

そこには、こんな文面が書かれていました。

ボウルさま
あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。
あした、めんどなさいばんしますから、おいでんなさい。
トンカチもたないでくなさい。      レンゲ 拝

メールには、近くのお客さんが来なくて潰れてしまった「純和風のフランス料理店」の空き店舗への地図が一緒に載っています。
時間は00:00ですから、真夜中ということになります。

なんだろう? と思いながらも翌日の00:00分に「純和風のフランス料理屋」跡地に行ってみるとボーッと店内が明るくなっています。

入り口に行ってみると真っ黒い顔をした、まるでアメリカ映画に出て来るマフィアのボスの護衛のようなゴッツイ男性がいきなり

Put your hands up」

「はぁ?」
早口で外国語もまったくわからないボウルには、理解できません。

困った! 困った!

そうだ、困った時はGoogleだった、と思い出し
ゴッツイ男の前にグイっとiPhoneを差し出しました。

男はギョッとしたようで、パッと腰に手をやろうとしましたが途中でやめて
再び
Put your hands up」と叫びました。

するとiPhoneの画面には






な、なんだよ、と思いつつも手を上げると大きな手で、バシバシバシッと乱暴に身体検査。
ウチワのような大きな手でバシバシバシバシ叩きます。

「痛ててて」と思いながらも我慢していると
ゴッツイ男が
「ようこそ、おこしやす。中に入るでゴンス」
と、日本語。

なんだよ、最初から日本語で言えよって。


(続く)

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